1階から2階へと階をまたぐとインターネットが弱くなったり切れてしまうことがあると思います。
原因としてはインターネットの接続範囲が狭いのでこういう事が起こるんですね。なら接続範囲を広げるには工事が必要なのではないか?と思う人も多いと思いますが工事は面倒くさいなというのが皆さんの本音だと思います。
実は接続範囲を広げる方法は工事以外にもあるんです。それが『中継機を使う』『メッシュWi-Fiを構築する』『有線LANを引っ張る』という3つです。そこで今回は有線LANを工事無しで引っ張って接続範囲を広げたので構築方法と使用感をレビューしていきます。
この記事を読むことで有線LANを増設するメリットや中継機やメッシュWi-Fiよりも良い理由がわかるのでぜひ読んでくださいね。
【導入したきっかけ】メッシュWi-Fiが壊れた
そもそも僕は3年ほど前に家をメッシュWi-Fiで構築し快適なインターネットライフを送っていました。ですが、つい最近ネットが1時間おきくらいに途切れるようになり子機のルーターが壊れてしまったんですね。
これは買い替えかーなんて思いつつどうしようか悩んだんですけど、壊れる前までも度々インターネットが繋がらくなってしまうという事態に見舞われたのでメッシュWi-Fiを再構築はしたくないなーなんて考えました。
メッシュWi-Fiは速度が親機とほぼ同程度ですごい出るのですが安定性があまり高くないので、なら今回は速度も早くて安定性の高い有線LANを増設してみようということで増設を決意したのが導入したきっかけですね。
つまり安定性+速度を求めている方はこの記事はとても参考になると思います。ちなみに、以前メッシュWi-Fiを構築した時の記事もありますのでメッシュWi-Fiに興味がある方はそちらを御覧ください。
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【ASUS】評判のメッシュWi-Fiを構築して家中を爆速にした!
こんにちは。たけはるです。 確か、一昨日くらいに紹介したASUSの「TUF-GamingAX3000」があると思うんです ...
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有線LANを延長するために必要な機材
有線LANを延長するために必要な機材は3つです。値段としても1万円程度と工事するよりは格段に安い金額で入手することができます。
僕が今回こだわった点はすべてカテゴリ6で揃えるということですね。そもそもカテゴリとはなんなのか?という方に向けて解説するとLANケーブルにもバージョンがあり速度を出したいなら新しいバージョンにしなければいけません。
現状最新バージョンなのはカテゴリ6Aなのですが屋外配線になるとカテゴリ6Aを集めることは難しいので今回はカテゴリ6を基準に機材を用意しました。
ちなみに、カテゴリ(バージョン)が違うLANケーブルが混線していても動きますが一番下のバージョンの速度になるので注意が必要です。
フラットLANケーブル2本
まずは窓を経由するためフラットLANケーブル2本が必要になります。
流石に窓に普通のLANケーブルを設置したとしても窓の閉める圧力でケーブルが断線するので、このフラットLANケーブルが必要というわけです。
正直エレコムなどの有名メーカー製もあるのですがだいたいCat.5Eで速度が微妙だったり値段が高かったりと逆にコスパが悪くなるのでこちらの製品をオススメします。
中継コネクタ4個(屋外用)
フラットLANケーブルを他のLANケーブルと接続するために中継コネクタが必要になります。こいつを2セット購入してください。
ここで注意してほしいのが必ず『屋外用』と書かれた商品を購入してください。やはり外という砂や埃がたくさんあり雨が降る環境で動かすとなると屋外用の製品を選択する必要があります。
またどのメーカーのコネクタも防水テープで保護しないといけないのですが、この商品は防水テープが付属しているのでわざわざ購入しなくてもいいのでオススメです。
屋外用LANケーブル
これは窓から窓を経由するために必要なLANケーブルです。もちろん屋外を経由していくので屋外用のLANケーブルが必要となります。
屋外用のLANケーブルと屋内用のLANケーブルの違いとして屋内用は普通のなんにも加工されていないものに対し屋外用はケーブルが防水加工されていて紫外線に強い物ですので今回の場合はもちろん屋外用を購入してください。
ちなみにコネクタ部分はもちろん防水加工されていないので防水テープで保護する必要があります。
階をまたぐ有線LANの増設方法
フラットLANケーブルと接続する
まずはルーターから窓までLANケーブルを引っ張る必要があります。
窓まで持ってきたらフラットLANケーブルにコネクタを挿してルーターから引っ張ってきたLANケーブルと接続してあげます。上のようにしてあげればOKです。
そうしたら屋外用のLANケーブルをもう一つのフラットLANのコネクタに接続して下にケーブルを垂らします。これで一つの工程はOKです。
ちなみに重力でフラットLANケーブルが下に持っていかれるので一旦防水テープなどで固定して上げるのがオススメです。
また僕の場合だと窓とフラットLANケーブに両面テープを貼って落ちないように固定してあげたので自分が好きなようにやってみてください。
防水テープで屋外LAN端子をぐるぐる巻きにする
コネクタ部分は防水加工されていないのでその部分は防水テープでぐるぐるまきにしてあげる必要があります。
上の写真は適当に巻きましたがだいたい4回くらい負ければ防水効果はあると思いますので大丈夫です。
下の階のLANケーブルと接続する
下の階も同じような手順でフラットLANケーブル経由で接続してあげて上から垂れているLANケーブルに接続したら完了です。(もちろん下に接続して防水テープでぐるぐるまきにする必要がある)
そうしたら上にあるLANケーブルを使ってルーターに接続してみたり直接パソコンに接続して通信で切れていれば増設終了です。お疲れ様でした。
速度も速いし安定性抜群
いざ接続してみるとどんな感じなのか?と結論から書くと『めちゃんこ快適』ですね。
上の画像を見てほしいのですが下の階では速度が600Mbpsほど出るのに対し上の階も641Mbps出ているので速度に差はありません。
しかし外からみた見た目はめちゃんこ悪いので見た目も気にしたい方や住宅街にすんでいて恥ずかしい方は工事をおすすめします。
ですが、有線接続であるので明らかにメッシュWi-Fiよりも安定性が高く1週間使ってみた感じ全く不満もありませんでした。
まとめ:安定したWi-Fiがほしいなら有線にしろ
まとめです。もしメッシュWi-Fiなどを使っていてあんまり安定しないなと感じているのなら有線接続も視野に入れたほうがいいかもしれません。
まぁ一番いいのは業者に依頼することですが低コストで安定化を実現したいのならやってみてくださいね。ありがとうございました。